田中圭介の不動産投資コラム

シリーズ連載: ASEAN地域の海外不動産投資の現状

LIFULL HOME'S 不動産投資コラム

【No.20】 各国の不動産投資の現状 〜ベトナム編 その 4 ホーチミンの不動産で狙うべき場所は?

(写真1) ホーチミンの様子

エイリックの田中です。

前回から少し時間が経ってしまいました。失礼いたしました。
その間に、タイ、カンボジア、ベトナムなど各国を回って、各所で講演をさせていただく機会が増えてきてありがたい限りです。

現在、国内においても銀行融資が厳しくなったり、価格が高くなったりと、少しずつですが不動産投資に厳しくなってきている事情があるのでしょう。

海外の不動産投資セミナーも徐々に本気度が上がってきたのかなと勝手ながら思っています。
それでも国内と海外は違いが多いので、ぜひ気をつけて投資をして欲しいと心から願っております。

さて、前回から時間が経ってしまいましたが、改めてホーチミンの不動産事情をお伝えしていきたいと思います。

まずは、ホーチミンというエリアをおさらいしましょう。

図1:ホーチミン地図

出典:Tripping社HPより抜粋

国際空港であるタンソンニャット空港はタンビン区にあります。

空港からタクシーで渋滞がなければ約30分〜40分程度。サイゴン川中心に1区、3区が中心街となります(ローカルの人は「サイゴン」と呼ぶこともあります)。特に1区がやはりメインエリアになるでしょう。

1区にはホテル、オフィス、デパートなどが立ち並び、ホーチミンを代表する中心部です。日本人街として知られるレタントン通りも1区にあります。

3区は日本大使館もあるエリアですが、少しローカルな印象があります。
だいたい1区、3区がホーチミンの現段階での中心地と言ってもおかしくないと思います。

さて、これから発展していくのはどこか?
ずばり、2区、7区、ビンタイン区、そして大穴9区という感じでしょうか。
以下の図をご覧ください。

図2:ホーチミン地下鉄の将来図

この中で地下鉄1号線が現在着工中です。日本の企業が中心となって開発が進んでいます。

(写真2 :地下鉄工事の様子)

これが2020年に完成予定です。

そのため、この地下鉄を通る1区、2区、そして9区の不動産価格が急上昇しています。特に2区ですね。2区の駅直結物件は即完売、価格急上昇という状況となっています。
つまり駅に沿って発展していく、という日本の方にはわかりやすいマーケットが今後形成されそうな気がします。

また7区に関して言うと、ダイワハウス、野村不動産、住友林業が出資した「ミッドタウンプロジェクト」が2017年3月に発売されました。販売戸数300戸に対して申込者数が1,500人という競争倍率が5倍になった物件があります。

しかも、この物件は相場より高いと言われていたにもかかわらず、これだけの反応があったわけです。しかも購入者の80%以上はベトナム現地の方。

現地での期待感は非常に大きいと言えます。
ちなみに7区も将来的には地下鉄が通ると言われているエリアです。現在は日本人学校や韓国人学校が集まる教育エリアであり住宅街を形成している場所になります。

そして地下鉄ならびに中心部の地価高騰を受けて周辺エリアの土地価格が上昇中。特に9区なんかは何もない荒野と言いますか、建物が少ないエリアにもかかわらず、現在現地デベロッパーが買収を仕掛けている状況です。

このようにホーチミンでは2区、7区、ベンタイン区(1区の上)、大穴9区というのが一つの狙い目になってきていると思います。

私自身も2017年10月にホーチミンへ調査で行こうと考えております。その辺りの話はぜひどこかで披露したいと思います。

ベトナムに関しては今回で終了として、次回からはまた別の国を取り上げたいと思います。

【このコラムの著者】

田中圭介

1979年兵庫県生まれ、関西学院大学経済学部卒。 新卒で外資系製薬メーカー入社後、出版社を立ち上げる。 2005年より大手不動産ポータルサイトにて営業責任者を5年以上歴任した後、2011年タイにて現地法人の立ち上げ、現地不動産ポータルサイトを立ち上げた経験を持つ。 在タイ時代から数多くの人脈を持ち、ASEAN各国を駆けずり回る。 現場主義を信条とし、自身の経験や知識を元に投資家や企業のサポートを行う。 主な著書に「ASEAN不動産投資の教科書」など3冊。

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