田中 圭介の不動産投資コラム

シリーズ連載: ASEAN地域の海外不動産投資の現状

LIFULL HOME'S 不動産投資コラム

No.34 2019年マレーシアの不動産マーケット その3

エイリックの田中です。

前回マレーシア不動産とクアラルンプールのインフラについて書きましたが、マレーシア編最後となる今回は、マレーシアの不動産以外の魅力について書きたいと思います。

図1 移住したい国12年連続No.1

*出処:ロングステイ財団調べ『ロングステイ希望国・地域2018』

このデータはロングステイ財団が提供しているものですが、オーストラリアやハワイといった人気エリアを抑え、13年連続でマレーシアが移住したい国No.1に輝いています。

ここ数年、他のアジア地域の人気が高まりつつある中でも一番の人気を誇っています。その理由として幾つか上げることができるともいますが、その中でも日本人の方から多く聞かれる特徴はやはりビザでしょう。

MM2Hというビザの存在

最長10年間有効(更新可)となるマレーシアの長期滞在ビザが日本人にとって人気の的です。実際、日本人のMM2H取得件数は本制度が始まった2002年~2018年6月までの累計で4,618件と中国に次ぐ2位を誇っています。
これだけ見てもいかに日本人のマレーシア移住が人気なのかがわかります。

またマレーシア移住に関しては、2011年の東日本大震災、それに続く原発問題があった時から一気に海外移住熱が高まりました。その候補地としてマレーシアが最も移住先として選ばれたのも事実です。

さらに昨今の円安基調を見越して資産分散先として海外への投資が加速していますが、その影響も少なからずあると思われます。そういった点で、マレーシアという国は「ビザ」が取れる「緊急避難先」として、セカンドプレイスとしての存在感を高めていると思われます。

決して投資だけを目安に考えているわけではないことを改めてお伝えしておきます。

留学という選択肢

最近、マレーシアに関して言われることがこの「留学」です。
日本国内の漠然とした将来不安に対して、多くの親が自分の子供の将来を心配しています。
その中で、自分の子供にはよい教育を受けさせたいという意識が高まってきています。

そんな中、以前から言われているのがマレーシアへの留学です。
マレーシア留学に関してよく言われるメリットは以下の3つ。

・英語を話す人が多い
・欧米への留学に比べるとコストが半額、もしくは半額以下
・治安が良い

ということでしょうか。

実際、マレーシアに留学をしている日本人は多くて、上記以外にも欧米の名門校の分校がマレーシアにあったりします(昔、イギリス支配下にあったマレーシアですので、そういう動きにもなったのでしょう)。

わざわざ欧米に行かずとも、教育という点からするとマレーシアで教育を受けさせるというのは新しく出てきた動きかもしれません。

マレーシアという国は不動産投資だけで見てしまうと、どうしても今は我慢の時期という印象があると思います。
しかし、国としてのファンダメンタルズはしっかりしていますし、今後の成長も十分見込めるのは確かです。逆に言えば、これからまた回復する可能性もあるわけで、そう考えると仕込み時期と言えなくもありません。

また投資という基準だけで考えてしまうと視野が狭くなりがちですが、今回述べてきたように「セカンドプレイス」としてのマレーシアを検討するのであれば、日本人にとってマレーシアは非常に住みやすい国になりつつあると実感しています。

ぜひ、投資だけでなく総合的にマレーシアを見てください。
そうするとまた違った観点で魅力を再発見できると思います。

次回はまた違う国を取り上げていきます。
お楽しみに。

【このコラムの著者】

田中 圭介

1979年兵庫県生まれ、関西学院大学経済学部卒。 新卒で外資系製薬メーカー入社後、出版社を立ち上げる。 2005年より大手不動産ポータルサイトにて営業責任者を5年以上歴任した後、2011年タイにて現地法人の立ち上げ、現地不動産ポータルサイトを立ち上げた経験を持つ。 在タイ時代から数多くの人脈を持ち、ASEAN各国を駆けずり回る。 現場主義を信条とし、自身の経験や知識を元に投資家や企業のサポートを行う。 主な著書に「ASEAN不動産投資の教科書」など3冊。

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