田中 圭介の不動産投資コラム

シリーズ連載: ASEAN地域の海外不動産投資の現状

LIFULL HOME'S 不動産投資コラム

No.56 ASEAN各国の2020年の経済と不動産マーケット状況 〜インドネシア その2〜

エイリックの田中です。

前回はインドネシアの感染状況及び経済状況について書いてきました。
今回は不動産マーケットについて書いていきたいと思いますが、その前にインドネシアの不動産に関して以下のようなニュースが流れました。

————————————————————————————————————————————————
■分譲マンション、外国人等しく購入可に(2020年10月9日NNA配信)
インドネシア政府は外国人に分譲マンションの所有を認めることを決定した。5日に成立した雇用創出法に盛り込まれた。
————————————————————————————————————————————————

さて、現地側に確認をすると「どうやら本当だと思います」とのこと。とは言え、色々と制限がついたり、細かい規制が敷かれたり、とまだまだ本確定ではありません。ただ、今までインドネシアの不動産は買うことができない(使用権で購入することは可能)と言われていましたが、それが遂に変わりそうです。

また前回のコラムでインドネシア経済がアジア通貨危機以来のマイナス成長になりそうということもあり、何らかの起爆剤が欲しいところですから本件は是が非でも進めていくのではないか、と思います。

まだ本確定ではないので、実際に施行されるのがいつなのか?そこは議論があるとは思いますが、良きニュースになるよう祈っておきましょう。

そんな期待感があるインドネシアの不動産マーケットですが、大きな国であり、かつ島国ですから場所によってかなり差異があります。そこは注意が必要ですが、まずはアパートメント市場を見てみましょう。
*インドネシアのコンドミニアムは通常「アパートメント」と呼びます。

図1 インドネシアのアパートメントの供給戸数推移

安定的に供給されている状態です。さすがに2020年は3,000戸程度の供給数になりそうですが、2021年以降も安定的に供給はされそうです。やはり人口2.6億人もいる国ですから、期待感は大きいとは思います。

また契約に関しても90%以上をキープしているような状態ですから、アパートメントが人気なのは確かだと思います。建築中の物件でも70%近い契約率になっているので、やはり不動産の魅力は現地の方も感じているのでしょう(図2参照)

図2 契約率の推移

つまり、インドネシアにおいては外国人投資家がほとんどいない中でもアパートメント市場は安定的に成長していて、これで外国人が買えるようになってくるとさらに値段が上がりそうな予感がします。

当然ながら現地の人たちは「外国人が買えること」には賛成派が多いです。この話自体は2年くらい前から出ているのですが、外国人に売却したいというローカルの人が多いのは確かです。

さて、実際の価格に関してですが、意外と高いです。他都市に比べてもジャカルタの成長率が高かったため、非常に値段が高いなというのが本音です。
その辺りは次回のコラムにて書いていきたいと思います。

【このコラムの著者】

田中 圭介

1979年兵庫県生まれ、関西学院大学経済学部卒。 新卒で外資系製薬メーカー入社後、出版社を立ち上げる。 2005年より大手不動産ポータルサイトにて営業責任者を5年以上歴任した後、2011年タイにて現地法人の立ち上げ、現地不動産ポータルサイトを立ち上げた経験を持つ。 在タイ時代から数多くの人脈を持ち、ASEAN各国を駆けずり回る。 現場主義を信条とし、自身の経験や知識を元に投資家や企業のサポートを行う。 主な著書に「ASEAN不動産投資の教科書」など3冊。

他のコラム著者も見てみる

不動産投資家によっても違いは様々。
LIFULL HOME'Sが厳選した不動産投資家や専門家のコラムから色々な不動産投資スタイルを吸収してライバルに差をつけよう!

石川 和寿

シリーズ連載: 不動産会社のプロの意見

最新コラム: 賃貸のプロが教える入居者募集の6つのコツ

藤田 博司

シリーズ連載: 不動産投資家が次に着目している民泊投資とは

最新コラム: 民泊の準備で困ったこと

逆瀬川 勇造

シリーズ連載: 不動産投資を始める人のノウハウ

最新コラム: 不動産投資は常に融資との戦い?ローンの基礎知識や流れを解説

LIFULL HOME'S 不動産投資編集部

シリーズ連載: 不動産投資を始める人のノウハウ

最新コラム: シェアハウス投資の今~メリット・デメリットとコロナ禍における将来性~

風戸 裕樹

シリーズ連載: 初心者のための東南アジア投資ガイド

最新コラム: 第2章 日本の不動産市場と海外投資(3)

金井 規雄

シリーズ連載: アメリカ・ロサンゼルスで不動産投資 7年で1億円

最新コラム: あとがき

橋本 秋人

シリーズ連載: 実践派コンサルタントが見たFP的不動産投資事情

最新コラム: 4カ月連続の転出超過~「東京」への不動産投資は転換期を迎えたのか?~

LIFULL HOME'S PRESS

シリーズ連載: HOME'S PRESS編集部

最新コラム: 新たに始まる「住宅ストック循環支援事業」は特色のある制度に

佐藤 益弘

シリーズ連載: 不動産投資を始める前に知っておきたいこと・始めた後に確認したいこと

最新コラム: 新型コロナウイルス感染拡大から考える 大家がすべき対応 No.6 住生活総合調査からわかる 現状と未来の不動産投資2

菅井 敏之

シリーズ連載: 誰も教えてくれなかった「銀行」~その傾向と対策~

最新コラム: 【第四回】必ず行っておきたい、銀行との「コミュニケーション」

LIFULL HOME'S不動産投資フェア

シリーズ連載: 2018/9/15+16 投資EXPO出展企業インタビュー

各出展企業インタビュー記事はこちら

LIFULL HOME'S マーケティング部 データ編集担当

シリーズ連載: ユーザーの本音から探る不動産投資

最新コラム: 将来性を秘めた街 『都心』エリア

鈴木 学

シリーズ連載: Withコロナの新・不動産事情

最新コラム: コロナ影響下のアメリカで激安お値打ち物件がなかなか出ない理由!

石渡 浩

シリーズ連載: 不動産投資に有益な融資を受けるための知識

最新コラム: 第4回 税引後キャッシュフロー偏重の盲点 銀行は決算書のここを見る(後編)

北野 琴奈

シリーズ連載: 今後はどうする?不動産投資と資産形成・運用の考え方

最新コラム: 太陽光発電と不動産投資・賃貸経営

猪俣 淳

シリーズ連載: 猪俣淳の「不動産投資の正体」

最新コラム: その”イールドギャップ”間違えてますよ

右手 康登

シリーズ連載: CPM®流「相続・不動産経営 実践術」 右手 康登のコンサル「みぎからひだりへ」

最新コラム: 島国の中での常識 VS グローバルスタンダードを知ることの重要性

末永 照雄

シリーズ連載: 失敗しない不動産投資の法則

最新コラム: 米国不動産投資(2) ― サンディエゴ編

寺尾 恵介

シリーズ連載: 悩める投資家への「目からウロコが落ちる」アドバイス 誌上チャレンジ面談

最新コラム: 36.大家さんと幸せな人生について

伊藤 英昭

シリーズ連載: 伊東英昭氏の不動産投資コラム

最新コラム: vol.13 マンションと高級車

※ No.1表記について:不動産投資ポータルサイトが掲載をする物件数統計 2020年6月時点(フジサンケイビジネスアイ調べ)

※ No.1表記について:不動産投資ポータルサイトが掲載をする物件数統計 2020年6月時点(フジサンケイビジネスアイ調べ)

不動産投資・収益物件を検索するなら【LIFULL HOME'S 不動産投資】賃貸経営[マンション経営・アパート経営]をお考えなら、まずは掲載中の投資物件[投資用マンション・売りアパート・一棟売りマンション]を地域や価格帯、会社で検索して、価格や想定利回りで絞り込み!気になる投資物件を見つけたら物件の周辺情報を調べたり、収益シミュレーションを使って実際の運用をイメージ出来ます。不動産会社へはメールか電話でお問い合わせ・相談が可能です(無料)。不動産投資による資産運用をお考えなら【LIFULL HOME'S 不動産投資】

ページトップへ

情報セキュリティマネジメントシステム国際規格

株式会社LIFULLは、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001」および国内規格「JIS Q 27001」の認証を取得しています。