LIFULL HOME'S 不動産投資編集部の不動産投資コラム

シリーズ連載: 不動産投資を始める人のノウハウ

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家計簿のつけ方・ツール解説~資産運用に役立つおすすめアプリ3選~

資産を計画的に形成していくには、収入や支出を適切に管理することが不可欠。そのために有用なツールが家計簿です。
しかし、家計簿をつけようと思ってもつけ方がよく分からない方や、挑戦してみたけれど長続きしないという方も少なくないでしょう。

そこで今回は、家計簿のメリットやつけ方の基本、そして資産運用にも活用できる便利な家計簿アプリを紹介します。家計管理に上手に活用しましょう。

家計簿をつけるメリット・効果とは

家計簿とは収入や支出を記録する帳簿のことで、家計の状態を把握し、健全に運営するためのツールです。家計簿をつけることで得られるメリットや効果について具体的に見ていきましょう。

支出を把握できる

日々のお金の動きはある程度把握していても、毎月何にどのくらい使っているかをきちんと認識することは意外と難しいものです。
家計簿でお金の出入りを記録し集計することで、支出の額や内訳、適正な使い方であるかどうかを明らかにすることができます。

家計の無駄に気づける

家計簿で支出を振り返ることで、お金の使い方の無駄や偏りを判断できます。無駄な部分は節約するといった対処ができ、家計状態を改善できるでしょう。

資産形成に役立つ

大きな出費への備えや将来のための資産を確保するためには、貯蓄や運用が必要です。
家計簿をつけることで無駄な支出を見直せば、貯蓄や運用に回すお金を無理なく確保できるようになります。
資産運用は早くから始めた方が有利で、少額からでも可能です。

以下の記事では、1万円から始められる不動産投資について紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
不動産投資は1万円からできる! 初心者が手軽に始められる方法とは
不動産クラウドファンディングの基礎知識-仕組みや他の不動産投資との比較-

家計簿のつけ方の基本

ここからは、家計簿のつけ方と活用方法を紹介します。

支出項目を決める

まず、お金の動きを把握しやすいよう、支出項目を設定します。
支出は大きく以下の3つに分類できます。

・固定費……多少の変動はあっても毎月必ず発生する費用(家賃や光熱費など)
・変動費……月によって変動する費用(食費・被服費など)
・特別費……年単位で支払う支出や突発的に必要になる費用(年会費・冠婚葬祭費用など)

家計簿をつけるときには、何にどのくらいお金を使っているのかを把握するため、さらに細かく支出項目を設定します。しかし、項目を細分化しすぎると集計や把握に手間がかかってしまうため、ある程度まとめても構いません。
また、家計簿をつけていくうちに細かく見ることが必要な項目・不要な項目が出てきますので、自分に合うようにカスタマイズしていきましょう。

【家計における固定費・変動費・特別費の一例】

固定費変動費特別費
住居費(家賃・住宅ローン)
光熱費(電気・水道・ガス)
月払い保険料
通信費(携帯電話・インターネット接続料など)
教育費(学費・習い事の月謝など)
食費
日用・消耗品費
交際・レジャー費
交通費
趣味・娯楽費
被服費
教育費(書籍・文具など)
冠婚葬祭費
年会費
自動車税
固定資産税
リフォーム費
家具家電の購入費

支出の予算を決める

支出項目を設定したら、次は予算の設定です。
まずは収入と固定費を確定し、貯蓄額を先に決めたあと、その残額から変動費それぞれの項目について予算を決めましょう。先に貯蓄額を確保することで、確実にお金を貯蓄や運用に回すことができ、管理がしやすくなります。

なお特別費は過去の支出内容をリストアップし、年間で予算管理しておくとよいでしょう。

支出を記録する

日々の出費を家計簿に記入していきます。

家計簿はこまめにつけることが理想ですが、レシートを保管しておき数日まとめてつけてもOKです。ただし、あまりにもたくさん溜めてしまうと面倒になって挫折しかねません。
自分のライフスタイルに応じたサイクルで、定期的に行うようにしましょう。

最初のうちは細かな金額のずれは気にせず、もれなく記録することを重視しましょう。
クレジットカードで買い物をしたときは、利用日の記録がお勧めです。引き落とし金額の把握に役立ちます。

集計・分析する

お金の動きを記録したら、週単位や月単位で集計して、予算通りであるか振り返りを行います。
予算を超えた部分については内訳を確認し、どうしたら改善できるかを考えましょう。計画通りに行かないことが続く場合には、各項目の予算設定が適切かどうかも定期的に見直す必要があります。

節約したい場合には、変動費のみならず固定費も見直してみましょう。
固定費の中には、契約を見直すだけで安く抑えることができるものもあります。変動費の節約はその場限りですが、固定費の節約は一度行えば節約効果が続くため効率的です。

家計簿ツールの選び方

家計簿はかつてノートへの手書きが一般的でしたが、近年ではPCやスマホ利用が当たり前になり、非常に便利になりました。

ここからは、
・ノート
・表計算ソフト(エクセル・Googleドキュメントなど)
・家計簿ソフト
・家計簿アプリ
の4つの方法について、その特徴やメリットをまとめていきます。
自分に合った方法で、家計簿を継続していきましょう。

市販の家計簿・ノート

市販の家計簿やノートは、手書きの習慣がある方や、PCやスマホに苦手意識のある方にお勧めの方法です。

手書きの場合は、支出内容の記録はもちろん、計算も自分の手で行うため、お金の動きをより実感しやすくなります。
また、付随する情報を書き込みやすいこともメリットです。記録された内容を一覧しやすいのも、紙ベースならではでしょう。

市販の家計簿には、項目を少なくすることで簡単に書けることに特化したものや、レシピ付きのものなど、さまざまな種類やデザインがあります。
続けやすいと感じたものを選んでみましょう。

一方、PCやスマホなど他の方法に比べると計算の手間がかかるため、家計簿を続けるには強い意思が必要かもしれません。

表計算ソフト(エクセル・Googleドキュメントなど)

表計算ソフトを使った家計簿は、PCを使う機会の多い方にお勧めです。特別なソフトをインストールせず、使い慣れたビジネスソフトで利用できます。

表計算ソフトは、一度フォーマットを作ってしまえばあとは入力するだけで集計でき、簡単に家計簿をつけることができます。フォーマットを作ることが難しい方には、無料でダウンロードできるテンプレートがWeb上にたくさんありますので、活用するとよいでしょう。

メリットは新たな出費が必要ないことと、項目の設定をカスタマイズしやすいことです。長期に渡る数字の比較や管理も簡単に行えます。

家計簿専用ソフト

家計簿専用のソフトウェアを利用するメリットは、家計に限らずスケジュール管理や日記、贈答品管理など、家族に関するさまざまな事柄をまとめて記録できることです。
家計管理についても、単に支出の集計のみならず、店別の集計や光熱費のグラフ化など、分析機能が充実していることが最大のメリットといえるでしょう。

また家計簿専用に作られているため、表計算ソフトを使うよりも直観的な操作が可能になります。分からないことがあった時にサポートを受けられたり、コミュニティが用意されていたりすることも家計簿初心者にとっては心強い支えになるでしょう。

家計簿アプリ

家計簿アプリは手軽に家計簿を始めたい方にお勧めです。いつも身に付けているスマホで、ちょっとした空き時間で家計簿をつけることができます。データはクラウド保存型が主流で、スマホのみならずPCでの入力や閲覧ができるアプリも多いです。

家計簿アプリの大きなメリットは、計算や集計の手間がかからない上、記録の手間も省けるなど、機能が豊富なことです。
例えば、レシート読み込み機能のあるアプリであれば、出費の記録はスマホのカメラでレシートを撮影するだけ。あとはアプリが入力やカテゴリ判断を自動で行います。

さらに、クレジットカードや銀行口座との口座連携機能を利用すれば、現金以外のお金の動きを簡単に記録でき、資産全体の動きを確認することが可能です。この他にも、家族間でのデータ共有など、アプリによって多彩な機能が備わっています。

その他、家計簿アプリにはおつりに相当する金額を自動的に投資に回せる少額投資サービスへの連携などもあり、同時に資産運用できることもメリットです。

資産運用にも役立つおすすめ家計簿アプリ3選

家計簿アプリには、先に触れたような高機能なものから、支出を簡単に記録できることに特化したものまで、さまざまな種類があります。
その中から、特に資産管理や運用にも役立つ高機能な家計簿アプリを3つ紹介します。

Money Forward

日々の家計簿づけから資産の一元管理まで可能な、高機能資産管理アプリです。
支出の記録は、レシート読み取りによる入力に対応。クレジットカードや電子マネーとの連携機能を使えば、ほとんど手間をかけずに家計簿を作成できます。

資産管理機能については、証券や投資信託、年金などを広くカバーする他、LIFULL HOME’Sが提供するマンション参考価格との連携機能も有しています。所有マンションを登録し、資産価値の推移を確認することが可能です。

ただし、無料プランでは金融サービス連携数が10まで、参照データは過去1年までなどの機能制限があります。本格的に活用していくなら有料のプレミアムサービスに登録する必要があるでしょう。

この他、個人事業主の方向けに家計簿でつけた経費利用を確定申告アプリ「マネーフォワードクラウド確定申告」に反映させる機能もあります。

Zaim

ダウンロード数950万を超える、個人向けの家計簿アプリです。充実した家計簿機能に加え、資産管理にも対応しています。

無料プランでも家計簿に必要なほとんどの機能が利用可能です。有料のプレミアムプランに登録すれば、ホーム画面やカテゴリのカスタマイズをはじめとした便利機能や、連携口座の随時更新などが使えるようになります。
中でも、特売情報やキャンペーン情報がまとまった「オトクカレンダー」は、少しでも家計に余裕を持たせたい方にお勧めの機能です。

Zaimは無料でも口座連携数の制限がないことが魅力です。ただし、対応サービス数は限られているため、家計と共に管理したい金融サービスに対応しているか、事前に確認しておくことをお勧めします。

MoneyTree

MoneyTreeは、無料の状態でも広告表示なしで最大50の金融サービスを登録できる家計簿アプリです。シンプルな画面で支出や資産を把握しやすく、費用をかけずに家計簿や資産管理を始めてみたい方に向いています。

有料のプランには個人向け・ビジネス向けがあり、ビジネス向けでは経費を自動的にAIに判別させたり、経費精算書を作成したりすることが可能です。
また、ビジネス向けプランでは経費精算のメニューが用意されていることが特徴。支出は個人・経費を選択できるようになっており、分けて管理することができます。

残念ながら、MoneyTreeは他の家計簿アプリに備わっている自動レシート読み取り機能が有料ビジネス版のみの対応です。無料にこだわる場合は、細かな出費の記録が面倒に感じる人もいるかもしれません。

まとめ

家計簿は、無駄な支出を抑えて将来のための資産を形成できるツールです。記録・集計することで、今まで気付かなかった問題点に気付いたり、将来設計がしやすくなったりします。

資産を増やしたいとお考えなら、まずは家計簿から始めてみましょう。また、すでに家計簿をつけている方は、資産運用にも積極的に活用していきましょう。

LIFULL HOME’Sでは、貯金や節約についてのコラム記事も掲載しています。ぜひ併せて読んでみてください。
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【このコラムの著者】

LIFULL HOME'S 不動産投資編集部

LIFULL HOME'S 不動産投資は、不動産投資・収益物件の検索から不動産投資セミナーやイベント運営を実施。
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