LIFULL HOME'S 不動産投資編集部の不動産投資コラム

シリーズ連載: 不動産投資を始める人のノウハウ

LIFULL HOME'S 不動産投資コラム

初心者におすすめの投資9種類|少額で始められる方法

近年「貯蓄から投資へ」の動きが急速に広まっています。低金利時代が長く続く日本では、預貯金だけで資産を増やすことは難しいのが現状です。少子高齢化が進み、将来の年金不安を解消するためにも、資産を積極的に運用する必要があるといえるでしょう。政府も「貯蓄から投資へ」を後押しするべく、さまざまな税制優遇制度を設けています。
そこで、初心者でも取組みやすい9つの投資手法をご紹介しましょう。始めはできるだけ低リスクで始められるよう、少額で取組めるものに絞ってご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

初心者が意識したい投資のポイント3つ

まずは、初めて投資に取組む際に意識したい3つのポイントを知っておきましょう。

少額からスタートする

投資初心者のうちは、少額から始められる投資手法がおすすめです。万が一失敗した際の損失を抑えられるため、リスクが少ないといえるでしょう。
小規模の資産運用をしながら、まずは投資の仕組みや取引の勉強をするのがおすすめです。

長期投資を意識する

長期投資とは、同じ投資商品を長期にわたって持ち続けることです。投資は長期で取組むほど収益と損失の振れ幅を小さくすることができるため、リスクが低くなる傾向にあります。
「危なくなったら売ればいい」という短期的な視点ではなく、最初の商品選びから「数十年保有したらどの程度の収益・損失になるか」という長期的な目線で判断することが重要です。
得た利益を元本にプラスして再投資すれば、利益が利益を生む複利効果でさらなる利益アップも期待できます。

分散投資する

投資のリスクを下げる方法として、分散投資は基本中の基本です。具体的な分散投資には「時間の分散」「地域の分散」「資産(銘柄)の分散」の3つがあります。

・時間の分散……投資のタイミングを分けることで、高値で購入してしまうリスクを避ける
・地域の分散……投資対象の国や地域を分散することで、経済変動や災害リスクを避ける
・資産(銘柄)の分散……株式・債券・不動産・金など、異なる値動きをする投資商品を組み合わせることで、同時に全資産が損失を被るリスクを避ける

同じ株式投資であっても、銘柄を分けたり国内外の株式に投資したりすることで分散投資が可能になります。

では、これら3つのポイントを押さえた初心者向けの投資手法を具体的にご紹介していきましょう。

初心者におすすめの投資① 国内債券

債券とは、国や企業が投資家からお金を借り入れるために発行する有価証券です。国が発行する国債、地方自治体が発行する地方債、企業が発行する社債などがあります。
債券を購入すると発行体にお金を貸し付けたことになり、定期的に利子を受け取ることが可能です。自治体や企業が破綻しない限り、原則満期を迎えると元本が返ってくる仕組みになっています。

中でも、元本保証があり1万円から購入できる個人向け国債は投資初心者におすすめです。最低金利0.05%が保証されており、預貯金より高いリターンが得られるでしょう。

社債について詳しくは以下の記事を参考にしてください。
社債とは? 株式との違い・種類・利回り・メリット・リスクを解説

初心者におすすめの投資② 投資信託

投資信託は、多くの投資家から集めた資金をファンドマネージャーが運用し、得られた利益を投資家に分配する仕組みの金融商品です。株式を組み入れた株式投資信託や、債券を中心に組み合わせた債券投資信託などがあります。

投資信託は月100円からスタートできる商品もあり、少額で始められるのは投資初心者にとって最大のメリットでしょう。運用を投資のプロに任せられるため、投資の知識が少ない初心者でも取り組みやすいのも魅力です。
さらに1つの投資信託に投資するだけで、資産や銘柄の分散投資が叶います。積み立て方式の投資信託なら時間の分散も可能で、より低リスクとなるでしょう。

投資信託について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
投資信託のメリット・デメリット~不動産投資と比較してみよう~

初心者におすすめの投資③ iDeCo(イデコ)

iDeCoとは、国が定めた私的年金制度です。自分で定めた掛け金で自分が選んだ金融商品を運用し、得た利益と掛け金を60歳以降に受け取ることができます。
掛け金は全額所得控除の対象となり、得た運用益は非課税となる税制優遇があります。

月5,000円から始められることや、原則60歳まで引き出せないため長期運用が前提となっていることなど、初心者がより低リスクで始められる金融商品といえるでしょう。

iDeCoについて詳しくは以下の記事を参考にしてください。
iDeCo(イデコ)とは?メリット・デメリットやおすすめの運用方法
iDeCo(イデコ)の基礎知識。何がメリット?誰にメリット?iDeCo(個人型確定拠出年金) Vol.1
個人型確定拠出年金 iDeCo(イデコ)の手数料等と運用開始までのステップ iDeCoVol.2

初心者におすすめの投資④ NISA(ニーサ)

iDeCoと同様、国が定めた投資に対する税制優遇措置です。運用益が非課税となる点はiDeCoと同じですが、NISAの場合掛け金に所得控除は適用されず、iDeCoよりも非課税期間が短く設定されています。ただし、NISAならいつでも引き出しが可能です。

投資信託やETF(上場投資信託)などの金融商品を選んで運用すれば資産の分散が可能になります。
つみたてNISAなら積み立て方式で時間の分散ができ、かつ金融庁の基準をクリアした比較的低リスクの金融商品を運用することが可能なため、初心者におすすめでしょう。

NISAについて、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
NISA(ニーサ)とつみたてNISA(ニーサ)の違いを分かりやすく解説

初心者におすすめの投資⑤ J-REIT(リート)

J-REIT(リート)は、不動産に特化した投資信託で、証券取引所に上場されています。投資家から集めた資金で不動産を運用し、得た家賃収入や売却益が投資家に分配される仕組みです。

通常の投資信託と同様、専門家が運用してくれることは投資初心者にとって大きなメリットとなるでしょう。1つの投資信託を保有することで複数の不動産へ分散投資していることになるため、資産の分散も可能です。
投資先が現物不動産であるため、株式投資に比べて経済変動の影響を受けにくいなどのメリットもあります。

REITについて詳しくは以下の記事を参考にしてください。
不動産投資と不動産投資信託(REIT)どちらがいいの?(前編)
不動産投資と不動産投資信託(REIT)どちらがいいの?(後編)
不動産投資とREIT(リート)の違いは?利回り・メリット・デメリット比較

初心者におすすめの投資⑥ 不動産投資

実物の不動産を購入して大家さんとなり、賃貸経営を行って家賃収入を得る投資手法です。購入時よりも高い金額で売却することで売却益を狙う方法もあります。
不動産投資は、自己資金が豊富なお金持ちや土地持ちの人が始めるイメージがあるかもしれません。しかし実は、ローンを利用することで少ない自己資金で始められる投資手法なのです。株式や投資信託の購入にローンを使うことはできないため、不動産投資にしかない大きなメリットといえるでしょう。

不動産は実物資産なのでインフレに強く、長期的に安定した家賃収入が期待できます。さまざまな節税効果があり、会社員や公務員の副業としてもおすすめです。

不動産投資について詳しくは以下の記事を参考にしてください。
「プロが教える不動産投資」入門 不動産投資の魅力
不動産投資が選ばれる4つの理由
会社員の副業は不動産投資で決まり!?副業で取り組むメリット4つとは?

初心者におすすめの投資⑦ 不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングとは、複数の投資家から集めた資金で運営会社が不動産の購入・運用を行い、その利益を分配する仕組みの金融商品です。

J-REITと似ていますが、J-REITの場合投資先の不動産の選定はファンドマネージャーにお任せとなり、自分で選ぶことはできません。一方ファンド型の不動産クラウドファンディング商品であれば、投資先の物件詳細が公開されているため、自分で投資先を選定することが可能です。
また不動産クラウドファンディングの中には、投資ではなく「融資」の形で資金提供し、利息を受け取るソーシャルレンディング型もあります。

いずれも1万円程度から投資可能で、複数のクラウドファンディング商品を保有すれば分散投資も可能です。比較的価格変動が少ないため、投資初心者向きといえるでしょう。

少額資金から始められる不動産投資とは?~J-REIT、不動産小口化商品、不動産クラウドファンディングの基本~
不動産クラウドファンディングの基礎知識-仕組みや他の不動産投資との比較-
不動産投資は1万円からできる! 初心者が手軽に始められる方法とは

初心者におすすめの投資⑧ ETF

ETFとは上場投資信託のことで、その名のとおり株式市場に上場している投資信託のことです。
複数の株式を組み合わせ、日経平均株価やTOPIXの値動きに連動する運用成果を出すことを目的とした株式ETFのほか、不動産に特化したJ-REIT ETF、外国債券ETFなどがあります。

数千円から購入できる商品もあり、1つのETFを保有するだけで分散投資が可能です。
投資信託と仕組みは同じですが、上場しているためリアルタイムでいつでも売買可能なことがメリットといえます。

初心者におすすめの投資⑨ 米国株

米国株への投資と聞くと、日本株よりも難しくリスクが高いイメージがあるかもしれません。しかし
実際は日本株よりも少額で始められ、ネームバリューの大きい一流企業の株も数万円単位で買うことが可能です。
米国株は過去30年間という長期にわたって上昇傾向が続いており、今後もその傾向が続くことが期待されています。安定性が高く、意外と初心者にも取組みやすいといえるでしょう。
ただし短期売買ではなく、長期保有で高配当狙いの手法を取ることがおすすめです。

米国株投資について詳しくは以下の記事を参考にしてください。
高配当が魅力の米国株~メリット・買い方・投資におすすめの人とは~

まとめ

投資経験のない人が初めての一歩を踏み出すことは非常に勇気がいることです。資産を増やすために始めた投資がむしろ損失となるリスクがあることを考えると、ためらってしまう方も多いでしょう。
しかし長期投資・分散投資を意識し、始めは少額から初めて投資を学ぼうとする姿勢を持ち続ければ、できる限りリスクを抑えることが可能です。老後の不安解消のためにも、預貯金だけでなく投資による資産運用を検討してみてはいかがでしょうか。

その他、よりリスクの低い投資や元本保証のある資産運用が気になる方は、以下の記事を参考にしてください。
投資初心者向け|元本保証・ローリスクな金融商品おすすめ6選
先行きの不安解消には投資がおすすめ! 初心者にもできる投資手法

【このコラムの著者】

LIFULL HOME'S 不動産投資編集部

LIFULL HOME'S 不動産投資は、不動産投資・収益物件の検索から不動産投資セミナーやイベント運営を実施。
不動産投資にまつわる新鮮な情報、トレンドを発信。
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