LIFULL HOME'S 不動産投資編集部の不動産投資コラム

シリーズ連載: 不動産投資を始める人のノウハウ

LIFULL HOME'S 不動産投資コラム

サラリーマンにおすすめの投資はどっち? インデックス投資VS不動産投資

インデックス投資は特定のインデックス指数(以下、インデックスといいます)に連動した成果を目標とする、サラリーマン投資家が選ぶことも多い投資方法です。一方、不動産投資もサラリーマンは融資を受けやすい傾向があり、サラリーマンに向いている投資方法といわれています。サラリーマンが投資を始めるならインデックス投資と不動産投資のどちらが良いのでしょうか? それぞれの特徴とメリット・デメリットを比較してみました。これから投資を始めてみたい人は参考にしてください。

現在サラリーマンの方で、何か投資を始めたいと考えている方はいませんか?公的年金だけでは定年退職後の生活費が不足するといわれており、投資を取り入れなければ豊かな老後が送れなくなる可能性があります。サラリーマンが投資を始めるなら、リスクが高すぎないミドルリスク・ミドルリターンのインデックス投資や不動産投資を検討してみてください。この記事では、両者の違いや、メリット・デメリットについて解説します。投資商品選びの参考にしてください。

インデックス投資とは

特定のインデックス(指数、(以下、インデックスといいます))に連動した成果を目標とする投資方法のことです。
主なインデックスには以下のようなものがあります。資産別の主なインデックスを以下のようにまとめてみました。

資産主なインデックス概要
国内株式日経平均225東証一部上場企業のうち代表的な225銘柄の株価を平均したもの
東証株価指数(TOPIX)東証一部の全銘柄の時価総額(株価×発行株式数)合計し、1968年1月4日時点の時価総額(基準日)で割ったもの
外国株式MSCI-KOKUSAI日本以外の先進国株式の動向を表す株価指数
国内債券NOMURA-BPI総合日本の公募債券市場全体の動向を反映する指数。野村證券金融工学研究センターが算出・公表
外国債券FTSE世界国債インデックス先進国の国債の動向を表す指標

例えば、日経225は日経平均株価に採用されている225銘柄を主要投資対象としたインデックスです。そのため、投資対象として組み入れる銘柄や配分比率を日経225に近いものにすれば投資成果は連動していくことになります。このようにして、インデックス投資は、運用成果をインデックスに連動させているのです。つまり、日経225をインデックスとした投資信託1つに投資をすれば、225の銘柄に分散投資をしたのと近い効果をもたらします。

インデックス投資のメリット

インデックス投資の仕組みは理解したものの、実際に取り扱うことでどのようなメリットがあるのでしょうか? インデックス投資のメリットは以下の3つです。
・分散投資の効果がある
・手数料が安い
・忙しいサラリーマンでも安定したリターンが出しやすい
それぞれの項目について解説してきます。

分散投資の効果がある

投資では、1つの商品だけで運用するより、複数の銘柄を組み合わせて投資商品を分散する分散投資を取り入れた運用の方が投資リスクをおさえられる傾向があります。
日経225やNYダウといった指数は、多くの銘柄の株価や時価総額の動向を反映しているため、指数に連動した値動きを目指す運用をするだけで分散投資の効果が働きます。

手数料が安い

インデックス投資は、手数料が比較的安いというメリットがあります。インデックス投資は、指数に連動した運用成果をめざすため、運用する個別銘柄や構成比は指数に近づけるだけでよくファンドマネージャーにはあまりコストがかからないことが主な理由です。

なお、投資手法にはインデックス投資の他に、指数を上回る運用成果を目指すアクティブ投資という手法があります。アクティブ運用は、指数を上回る成果を出すために、ファンドマネージャーが企業を訪問したり、独自の調査をしたりするなどコストがかかるため、手数料が高い傾向があります。

忙しいサラリーマンでも安定したリターンが出やすい

インデックス投資は、分散投資ができるうえ、積み立て投資、長期投資を組み合わせると日々の値動きする投資商品のリスクをさらにおさえられます。頻繁に価格を見る必要もないので、日中、忙しくて投資結果を気に掛ける時間がないサラリーマンでも安定したリターンを出すことができます。

インデックス投資のデメリット

インデックス投資はサラリーマンに向いているということで、興味を持った方もいるかもしれません。しかし、インデックス投資は初心者向きの投資手法ですが、デメリットはあります。投資で失敗しないためにインデックス投資のマイナス面も知っておきましょう。デメリットは以下のとおりです。
・リスクはゼロではない
・リターンが少ない
・投資ノウハウが身に付かない

リスクがゼロではない

投資のリスクはゼロにすることはできません。始めた当初は投資で収益が出たとしても、長い運用期間中には、一方的に値下がりする局面が高い確率でやってきます。改めて、投資商品にはリスクがともなうことを心得ておくことが大切です。

インデックス投資に加え、毎月一定額ずつ投資をする積み立て投資と、長期投資を並行して取り入れればリスクはさらにおさえられます。

リターンが少ない

インデックス投資が指数に連動した投資結果を目指すのに対し、アクティブ投資は指数を上回る投資結果を目指すため、投資結果は一般的に、アクティブ投資の方がリスクもリターンも多くなります。

ただし、アクティブ投資よりも、高いパフォーマンスを出しているインデックス投資も多く存在しています。どちらが良いというものではなく、自分のイメージしている投資先になっているかどうかを理解した上で投資をすることが大切です。

投資ノウハウが身に付かない

インデックス投資は、プロのファンドマネージャーに分散投資を任せるという特徴から、投資家自身に投資のノウハウが身に付かないというデメリットがあります。

不動産投資とは

不動産投資も、インデックス投資同様、サラリーマンと相性の良い投資方法です。不動産投資がなぜサラリーマンと相性が良いのか? また不動産投資のメリットとデメリットについて紹介します。

不動産投資はなぜサラリーマンと相性が良いのか?

不動産投資は不動産を購入して、部屋を貸し出すことで家賃収入を得る投資方法です。不動産を購入するので、大きな初期投資が必要というイメージですが、不動産投資ローンを利用すれば少ない投資で不動産を購入できます。
不動産投資ローンを利用するためには、金融機関の審査が必要になりますが、サラリーマンは給料という形で安定した収入があることから、比較的審査が通りやすい傾向があります。
また、物件購入費用は数年に分けて経費にできることから、給与所得と損益通算をすると税金が還付されることがあり、節税対策としても活用できます。

不動産投資のメリット

毎月安定した家賃収入が入る以外に、不動産投資は生命保険代わりになるメリットがあります。
これは、不動産投資ローンを利用すると、返済期間中に債務者に万が一のことがあったときに、残債がゼロになる団体信用生命保険に加入するためです。返済期間中に債務者に万が一のことがあれば、ローンの残債を残さず、不動産という資産を残された家族に残すことができます。

不動産投資のデメリット

不動産投資は入居者の家賃があって初めて安定したリターンが得られます。しかし、購入した物件の立地が悪く、入居者が集まらなかったり、退去によって空室が発生したりすると、家賃が得られず、ローン返済だけが残るデメリットがあります。
不動産投資に関する記事はこちらが参考になります。
不動産投資入門者のための基礎知識~5つのリスクと初心者お勧め物件~

インデックス投資と不動産投資、サラリーマンに向いているのはどっち?

インデックス投資と不動産投資は、資産の増え方が全く異なります。それぞれどのような方が向いているのか解説します。

インデックス投資は将来的に大きな資産を準備したい方に向いている

インデックス投資は、運用によって徐々に資産が増えていくイメージで、時間をかけて資産が大きくなっていきます。
仮に1,000万円を倍の2,000万円にすることを目標とした場合、利回り(複利)5%のインデックス投資なら約14.4年。利回り(複利)3%なら約24年かけてゆっくり資産を増やしていきます。

そのため、老後資金、大学の入学金や授業料の準備金など、時間をかけて効率的にお金を準備していきたい人に、インデックス投資は向いています。

一方、不動産投資は主に家賃収入を毎月得る方法なので、将来、大きく資産が増えていくのではなく、毎月の収入に家賃収入が上乗せされるイメージです。1つ事例を挙げて不動産投資の収益のイメージを見てみましょう。

不動産投資は毎月のキャッシュフローにゆとりを持たせたい方に向いている

物件価格が諸費用込みで4,400万円。用意する自己資金は500万円。金利3.0%で3,900万円の不動産投資ローンを利用するケースで計算してみます。

ローンを20年間返済していく場合、毎月の家賃収入は約26万円。それに対して、ローン返済額が約21.6万円。毎月約4.4万円の収入となります。さらに、ローンの返済が終われば、毎月約26万円は、そのまま収入になります。

不動産投資は、毎月安定した家賃収入が入り、老後は家賃収入が公的年金の上乗せになります。将来的に大きな資産になるインデックス投資と比較して、不動産投資は、毎月のキャッシュフロー(収入―支出)にゆとりを持たせたい人に向いています。

また、不動産購入費用を数年に分けて経費にできるため、サラリーマンの場合は、一定期間は税金の還付を受けられることがあります。

自分のニーズに合った投資方法を選ぼう

サラリーマンに向いている投資方法として、インデックス投資と不動産投資を紹介しました。どちらも、今よりも効率的にお金を生み出すことが期待できる方法には変わりありませんが、投資による収益の増え方は、両者全く異なります。
積み立て投資で徐々に資産が増えていくインデックス投資か、毎月安定した家賃収入を得る不動産投資か、自身に合ったほうを選びましょう。

LIFULL HOME’Sでは、不動産投資に関するセミナーを多数用意しています。
https://toushi.homes.co.jp/seminar/

【このコラムの著者】

LIFULL HOME'S 不動産投資編集部

LIFULL HOME'S 不動産投資は、不動産投資・収益物件の検索から不動産投資セミナーやイベント運営を実施。
不動産投資にまつわる新鮮な情報、トレンドを発信。
LIFULL HOME'S 不動産投資には不動産投資の知識・アイディア・ヒントが盛りだくさん。

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