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投資初心者必見! つみたてNISAで米国株に投資をする方法

投資初心者だけど、投資を始めるなら成長性が高い米国株からスタートしてみたいという方もいるかもしれません。米国株は多くの日本国内の証券会社を通じて購入することができますが、比較的安全にスタートするためには、つみたてNISAを活用するインデックス投資がおすすめです。この記事では、米国株の概要と、つみたてNISAを使って米国株に投資をするメリットを紹介します。

米国株とは

米国株とはアメリカで取引されている株のことで、主にニューヨーク証券取引所(NYSE)で取引されています。米国株と聞いただけでなんだか難しそうなイメージですが、日本国内の一部の証券会社を通じて簡単に購入できます。

米国株に投資するメリットは以下の3つです。
・日本より圧倒的に成長している
・1株単位で購入できる
・配当利回りが高い

それぞれ詳しく解説します。

日本より圧倒的に成長している

米国株の魅力は何といってもその成長性です。米国株では、アップルやアマゾン、テスラなど誰もが知っていて、なおかつ依然として成長を続ける大企業に投資ができます。
主な米国企業の過去の株価と、2021年11月28日時点での終値を比較すると以下のような結果となっています。

企業名当初の株価2021年11月28日時点の終値10年で何倍になったか?
アマゾン・ドットコム約208ドル
(2011年11月始値)
約3,504ドル約16.8倍
メタ・プラットフォームズ※1)約42ドル
(2012年5月始値)
約333ドル約8倍
アルファベット(グーグル)約568ドル
(2014年3月始値)
約2,856ドル約5倍

※1)元フェイスブック(2021年10月28日に社名変更を発表)

また、その国の景気のバロメーターの役割を果たす、代表的な株価指数の値動きも日本とは全く異なります。2021年3月に日本の代表的な株価指数である、日経平均株価が3万円台を回復して話題になりましたが、この日経平均株価は、1990年8月時点の数字に戻ったにすぎません。一方、アメリカの代表的な株価指数であるNYダウは、一時リーマンショックやコロナショックによる大きな落ち込みはあったものの、上昇を続け、過去30年で10倍以上に上昇しています。単純計算ですが、投資をしておけば30年で資産が10倍以上になる計算です。

1株単位で購入できる

米国株は1株単位で購入できます。アマゾンなら日本円で40万円弱(1ドル=113円で計算)。その他の、優良銘柄も1万円から購入できるものもあります。

配当利回りが高い

株式投資の利益には、株式の売却益の他に、投資した企業が利益をだすと利益の一部が還元される配当金の2つがあります。米国株は配当利回りが高い銘柄が多くあるうえ、年間4回の配当を出す企業がたくさんあります。

初心者の米国株投資は投資信託がおすすめ

米国株は、長期的な視点でみれば大きく増えていますが、その過程で発生するプラスマイナスの上下幅も大きい傾向があります。米国株の成長に魅力は感じているけれど、まだ投資初心者でアメリカの個別銘柄まであまり詳しくわからないという方は、米国ETFや米国インデックス投資といった投資信託の活用がおすすめです。
インデックス投資について詳しく知りたい方はこちら

投資は個別の銘柄だけで運用せず、複数の銘柄やその他の投資商品と組み合わせることで、リスクをおさえられます。これを分散投資といいますが、投資信託はもともと複数の株式銘柄や債券などに分散投資をしている金融商品で、分散投資は投資のプロであるファンドマネージャーが担っています。

投資信託のメリット・デメリット~不動産投資と比較してみよう~
https://toushi.homes.co.jp/column/lifull-homes-investment/beginner195/

信託報酬という手数料などがかかりますが、投資のプロに運用をお任せできるので初心者の方は、まず投資信託を活用して米国株の成長性を確認してみるのがよいかもしれません。

投資の利益に税金がかからないNISAを活用してみましょう

投資を始めるなら、まずはNISAを活用してみましょう。NISAとは少額投資非課税制度のことで、投資の売買益や配当金、分配金といった収益に税金がかからない制度です。NISAは主に、一般NISAとつみたてNISAの2つに分かれます。

一般NISAとつみたてNISAの違い

一般NISAは、非課税期間が5年。年間投資額120万円までは投資で収益が発生しても税金がかかりません。また、一般NISAは米国株の個別銘柄への投資でも利用できます。
一方、つみたてNISAは非課税期間が20年、非課税枠は40万円です。つみたてNISAの対象商品は、金融庁の基準を満たした、長期の積立、分散投資に適した投資信託に限られます。
NISA(ニーサ)とつみたてNISA(ニーサ)の違いを分かりやすく解説
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米国の株価指数へのインデックス投資や、ETFを扱う場合はつみたてNISAを活用するとよいでしょう。ただし、つみたてNISA対象商品でも、金融機関によっては取り扱っていないものもあるので、NISA口座を開設するときは、自分が投資したい商品があるかも事前に確認が必要です。

投資初心者は、つみたてNISAでアメリカのインデックス投資から検討

投資初心者だけど米国株に挑戦してみたいという方は、つみたてNISA口座を活用した、アメリカのインデックス投資を検討してみてください。つみたてNISA口座でNYダウやS&P500といったアメリカの主要株価指数に投資をすれば、収益がでても税金がかかりません。
【NYダウを構成する主な銘柄】(2021年11月末現在)

アップル、アメリカンエキスプレス、ウォルトディズニー、IBM、インテル、コカ・コーラ、マクドナルド、マイクロソフト、ファイザー、P&G、ウォルマートなど全30銘柄

【S&P500】

アップル、マイクロソフト、アマゾン・ドットコム、メタ・プラットフォーム、アルファベット、テスラ、ビザなど全500銘柄

このように、それぞれの株価指数には上記のような銘柄が含まれているので、株価指数への投資は投資初心者の方が米国株の個別銘柄を選んで買うよりも安全に運用できるのです。

ちなみに、NYダウは30年で10倍以上になりましたが、S&P500も30年で12倍以上に成長しています。

米国株の注意点

インデックス投資、個別銘柄ともに米国株への投資は大きな成長の恩恵が期待できる半面、注意すべき点もあります。米国株投資の注意点は以下のとおりです。

要人発言や経済指標で大きな影響を受ける

アメリカ大統領の発言や、日本でいう日銀に相当するFRB(米連邦準備制度理事会)議長の発言などによって、株価や投資信託の基準価格が大きく値動きします。また、定期的に発表される雇用統計(原則、毎月第一金曜日)、消費者物価指数(CPI(毎月中旬に発表))といった経済指標の結果で大きく値動きをすることがあります。

こうした情報がないと、突然の値動きに一喜一憂してしまう可能性があるので、要人発言の日程や、経済指標の発表などの情報はおさえておきましょう。まれにそのまま大きなトレンド転換をむかえることもあります。

特に年に8回実施されるFOMC(連邦公開市場委員会)の決定は、今後の株式市場のトレンドを大きく左右します。FOMCが近くなると、決定内容についての憶測が飛び交い、相場の値動きが激しくなったり、投資家が下手な売り買いを避け様子見ムードで値動きが小さくなったりすることがあります。こうした発表前後は、初心者は手出しをせずに静観することが得策です。

中国との関係

中国は急速な発展を遂げており、日本経済研究センターによると、2028年にはGDPでアメリカを抜いて世界最大の経済大国になると予想されています。アメリカと中国との覇権争いが続き、知的財産権や台湾をめぐる問題、人権侵害の問題などでお互い批判の応酬が続いています。関係悪化が深刻になれば、経済への影響は計り知れません。中国との関係についてもアンテナを高くしておくことが大切です。

期待先行相場の可能性がある

ここまで紹介したように、アメリカ経済は長い期間をかけてほぼ右肩上がりなので、世界中の投資家が目をつけており、お金が集まってきています。しかし今後も成長するであろうという期待が強すぎて、こうした値動きの一方的な上昇に懐疑的な専門家もいることは事実です。かつてのリーマンショックのような金融危機が生じれば、大きな下落相場になる可能性も秘めていることも知っておきましょう。

為替変動リスクがある

米国株はドルベースで行われるため、株価や基準価格の値動きだけではなく、ドルと円の為替レートの影響も受けます。

配当金は二重課税になる

米国株の個別銘柄の配当金は、アメリカ国内で10%が源泉徴収され、さらに残りの90%に対して日本で20.315%の税金がかかります。確定申告をして取り戻すか、NISA口座を利用すれば、二重課税のリスクは避けられます。

為替リスクと二重課税については、以下もご覧ください。
高配当が魅力の米国株~メリット・買い方・投資におすすめの人とは~
https://toushi.homes.co.jp/column/lifull-homes-investment/beginner201/

まとめ

米国株は日本株に比べて成長性の高い企業が多く魅力的な投資先ですが、リスクは高いので、投資初心者の方はまずはつみたてNISAを活用したインデックス投資がおすすめです。また、インデックス投資は、投資信託なので投資をプロにお任せできてしまいますが、要人発言や、経済指標の発表などで大きく値動きする可能性があります。さらに中国との関係や、期待先行相場への危惧といった不安要素も考えられます。米国株に投資をする場合は、いかなる投資商品を選んだとしても情報収集はしておきましょう。

【このコラムの著者】

LIFULL HOME'S 不動産投資編集部

LIFULL HOME'S 不動産投資は、不動産投資・収益物件の検索から不動産投資セミナーやイベント運営を実施。
不動産投資にまつわる新鮮な情報、トレンドを発信。
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