金井規雄の不動産投資コラム

シリーズ連載: アメリカ・ロサンゼルスで不動産投資 7年で1億円

LIFULL HOME'S 不動産投資コラム

序章 不動産投資の心得

1 決断・決意こそすべて

投資で成功するために絶対必要なことは、「何が何でもやり遂げる」という決意です。「石にかじりついてもやるのだ」という強い意志です。
成功された方々の話を聞きますと、結局、何かのきっかけで決意をされています。仕事で失敗したりだとか、リストラされたりだとか、離婚であるとか、いろいろですが、人生において何らかの転機がきっかけのようです。問題は、そのときどれだけ痛切に感じて現状を打破するかです。

誰しも「お金持ちになりたい」「お金がもっと欲しい」といった思いは持っております。そういった本もたくさん出ていますし、投資セミナーも数多く行われています。本を読み、セミナーを聞いて「そのとおり。でも、今は仕事が忙しいから落ち着いてから考えよう」とか、「投資を始める元手の資金がない」とか、「時間がない」等々。実行しない方は、必ずしない理由を考えるのです。「考える暇があったら、さっさとやりなさい」ということです。「とにかく実行する。やるのだ」と決意し、少なくてもその日のうちに計画を立てることです。時間がないという方は、時間を生み出す工夫をしてください。
あるビジネスマンの成功者は、会社の仕事はきちんとこなすのですが、時間調整は自分なりに工夫し、平日は夜に、週末は終日、投資に没頭していました。その方は無駄遣いを一切せず、切り詰められるところはできる限り切り詰め、自己資金を増やしています。やろうと思えばいくらでもできるのです。

・時間を作る
・節約する。無駄遣いはしない
・計画を立てる

まず、できるところからどんどんやってみましょう。賃料の安いアパートに引っ越すとか、マイホームのある人は、売却したり賃貸に回し、アパートに移るとか、目的を達成するまではできるだけ我慢することです。
「そんなリスクを取るようなことはできない」という意見もありますが、だいたい、投資をするのにリスクを取れないということはあり得ません。投資には当然、リスクはつきものです。リスクのないものは、ほとんどと言っていいほどありません。
今お勤めの会社、とくに銀行等、絶対に潰れないと思っていませんか? 1990年代後半、潰れないと思われていた銀行が破たんしたではありませんか。ただし、投資をする際にはできるだけ小さくしたいものです。また投資ですから、ある程度のリターンも欲しいものです。

結論から言いますと、不動産投資にはリスクがありますが、リターンはそれ以上に見込まれます。一番の強みは、現物であるということです。たとえば、株式投資は紙切れです。投資先の会社は現実に存在しますが、倒産すればなくなります。その株式は、ただの紙切れになってしまうのです。
今後はさらに技術が発展・向上し、ロボットやAI(人工知能)も社会に出てきて、人の職場がどんどん失われるといわれています。しかしながら、不動産は人が生きている限りは必要なものです。誰しも住まいは必要で、人よりもよいところに住みたいと思うものです。よい悪いは別にしても、住むところは誰にでも必要です。どんなに技術が発達しても、人には住むところが必要です。だから不動産が必要なのです。

次に、具体的な計画を立ててください。ただ漠然と「お金持ちになるのだ」ということではなく、具体的に「1億円作る」「10億円作る」「年収1000万円」「年収5000万円」等というように金額を設定します。そして、5年でとか、7年でとか、タイムリミットを設けます。たとえば、7年で10億円というように、いきなり大きな目標を掲げるのもありですが、段階を追って目標を区切るようにしてください。つまり、7年で10億円作るには5年で5億円、3年で1億円作る必要があるというような大きな目標の場合は、時間の区切りをつけてください。そして、その目標を紙に書き、いつも目に入る壁にでも貼ってください。これは思っている以上に効果がありますので、ぜひ実行してみてください。

2 勇気を持ってください

時間を費やし、いろいろ勉強して知識を得て人脈を作っても、最終的に投資を実行に移すのは自分自身です。最後はやるかやらないかだけです。もちろん、その前に十分に調べつくして「大丈夫だ。行ける」と思えば、あとは勇気を持って実行するだけです。
最後は、ぜひとも意を決して実行してください。勇気を持って。ユダヤ人の大富豪が教える、事業家として絶対に成功するための3つの要素を紹介します。

・目標に向かって戦略を立てること
・実行すること
・やり遂げる情熱を持つこと

3 一心不乱

他人のことは一切、気にしないでください。自分は自分です。もちろん成功者の経験、失敗談を参考にすることは大いに結構ですが、それらの話に惑わされないように気持ちをしっかり持つことです。人は人、自分は自分です。他人のことは関係ないのです。わき目も振らず、他人がどう言おうと目的に向かって突き進んでください。

4 自力本願

宝くじやLOTOに当たった人は、大変うらやましい限りです。しかしながら、当選者のその後を見ますと、たいていの方は元の生活に戻ってしまったり、なかには破産者となった方もいるようです。5年後には、当選者の7割は破産してしまうか、前の生活よりも悪くなってしまっているそうです。この原因は、人は大金が入ると使ってしまうからです。使えばなくなります。
仮に、宝くじで1億円当たったとします。たいていの方が最初にすることは、マイホームを買うことだったり、またはローンの返済に充てたり車を買うことだったり、そして前から欲しくて買えなかった高額商品、たとえば高級腕時計やアクセサリーといったものを買ってしまうことです。これでは、せっかく当たったお金があっという間になくなります。「お金を使う=消費する」のではなく、ここはぐっと堪えて、お金を有効に使う、つまり投資に回すことが最良と思います。
もちろん、欲しいものは誰しもありますので、どうしてもという場合は、1億円の一部、たとえば1000万円とか2000万円だけ消費に使い、あとは投資に回すのが賢明です。ローンの返済に充てるのは、賢明な使い方といえます。なぜなら、毎月の返済がなくなり、その分生活に余裕が生まれるからです。ただし、その余裕を投資に回せるようにすることが、大事な点です。余裕の分を消費に使えば、収入は増えません。収入は自分の力で増やすものです。

5 本業が2つ

会社勤務等の本業は本業として、本コラムでお勧めします不動産投資は、当初は副業であると考える方がほとんどだと思います。当然、最初は本業のほうが収入は多く、副業である不動産投資は収入が少ないですが、だんだん増えていきます。数年後には本業の収入を追い越すほどになりますし、そうなるように頑張っていただきたいと思います。
たとえば、本業の年収が500万円、副業の不動産投資からの収入が当初50万円だったとしても、数年後には本業の年収が600万円であるのに対し、副業の不動産投資からの年収が800万円あるいは1000万円を超えることになります。そういう状況になったとき、本業(会社勤務)と副業(不動産投資)というように捉えず、本業1と本業2というように、両方とも本業、つまり「ダブル本業」と考えてください。

多くのコンサルタントの方は「会社員を辞めて独立だ」などと不動産投資のみを勧め、著書等でも同様に不動産投資のみに絞り込んで提案してしまう事例が見受けられますが、本コラムでは本業を辞めることはお勧めしません。本業が安定収入を得られる会社勤務の場合は、とくに辞めないでください。本コラムは、脱サラや副業を勧める本ではありません。本文でも述べますが、会社員であれば銀行融資を受けやすいからです。
不動産投資の特典と言いますか醍醐味は、「レバレッジ」が使えることです。つまり、少額のお金で銀行からの融資を受けて大きな投資ができるからで、そのために収益も大きくなります。不動産投資は自分の事業と捉えてください。
それから、これは別の効果と言いますか、見方が違ってきます。今までは生活のためにいろいろと我慢して会社勤めをしていた方でも、不動産投資からの収入が本業の収入を上回れば心に余裕やゆとりが生まれ、会社の仕事や勤務に対する見方が変わってきます。

生活のために頑張るというよりは、趣味に近い感覚になってきます。そうなれば、今までの上司の言葉も客観的に見えるようになってきます。そうしますと気持ちにゆとりが生まれてきて、仕事もはかどるようになります。
実はこれが大きな効果で、お金に余裕が出てきますと、今まで見えていたものが変わってきます。つまり、客観的に別の角度から見えるようになるということです。
お金の問題や制約、心配がなくなりますと、余裕を持って物事を見ることができるようになります。よく言われる「衣食足りて礼節を知る」ということにつながります。

まとめ

●絶対にやり遂げるのだという強い気持ちと勇気を持って実行する
●わき目も振らず一心不乱になる
●従来の本業と不動産投資の両方を本業にする

【このコラムの著者】

金井規雄

立命館大学経済学部卒、カリフォルニア大学院統計学修士号。
三菱東京UFJ銀行(為替資金部資金課および企業融資担当)入行ロスアンジェルス支店勤務後、Bank of the West日本企業部を経て、2004年コスモ・インベスメント(不動産仲介・コンサルティング)を設立、現在に至る。

カリフォルニア州不動産仲介ライセンス、カリフォルニア州保険ライセンス保有。米国での仲介実績多数。
現地銀行、会計士、弁護士、保険業者、管理会社などとの幅広いネットワークを持つ。

著書に「アメリカ不動産投資の実態。」「アメリカ西海岸で不動産投資 7年で1億円!」「安全!確実!アメリカ不動産投資のすべて」「ドル資産を持て! 世界最強の通貨によるアメリカ不動産投資戦略」がある。

HP: https://www.cosmoinvestusa.com/

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