鈴木 学の不動産投資コラム

シリーズ連載: 海外先進国の不動産投資環境~オセアニア編~

LIFULL HOME'S 不動産投資コラム

『オセアニア編第三回目』 値ごろ感あるブリスベン不動産

私、先週は中国・北京に飛んで、日本不動産紹介セミナーをやってきました。現地ではちょうど良いタイミングで、不動産見本市「北京国際房展会」が開催中だったので、見に行ってきました。

日本の不動産イベントを見慣れた者からすると、度肝を抜かれる巨大な規模。中国国内はもちろん、世界34カ国の不動産デベロッパーや業者が一同に会し、盛んに客引きや商談、セミナーをやっていました。日本のイベントと比べて著しい特徴は、

・出展の約半分が海外(中国以外)の展示ブース
・中国国内ブースは閑古鳥、海外ブースに人気集中
・海外の不動産紹介業者の他、移住コンサルの業者が多数出展していた

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中国人富裕層の経済力と、旺盛な出国志向が丸出しの強烈なイベントでしたね。ただ、個々の不動産投資案件をみると、販売価格帯にせよ期待利回りにせよ、日本人が買ってる海外物件とそう大差ない印象でした。たとえば、「オーストラリア不動産」ブースの出展数は非常に多かったですが、そこで取り扱っていた都市は、

1)ブリスベン
2)メルボルン
3)シドニー

の順に多かった印象です。特にブリスベンでは、私も買ってる「40万ドル前後のデュアルキー(戸建2戸付き)物件」をはじめ、「買価40~50万ドルと手頃で、賃貸に出して利回り5~7%を確実にあげていく、手堅い不動産物件」の紹介が多かったです。

※)1豪ドル=85円前後

その背景には、シドニー不動産の高騰と、それと比較してブリスベンの割安感があるのでしょう。2014年時点で、ブリスベンの戸建価格の中央値は、ざっくり、シドニーの半値。

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戸建価格の年収比も、シドニーが10倍の大台に達しているのに対し、ブリスベンはまだ6倍程度。

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約70万ドルで買える家をランダムに検索してみると、シドニーでは1ベッドルームのマンションがせいぜいですが、

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でもブリスベンなら、ほぼ同じ値段で、6ベッドルーム、土地付き、プール付きの大きな家が買えてしまうんです。

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ブリスベンの比較的割安な住宅価格。賃料は他都市と比べて、そう大きな差があるわけじゃありませんので、当然、ブリスベンの賃貸利回りはシドニーを大きく上回ります。

戸建平均:ブリスベン4.3%、シドニー3.2%
マンション平均:ブリスベン5.3%、シドニー4.2%

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直近の住宅価格推移をみても、シドニーは価格が上がりすぎた反動でマイナス成長に入っていますが、まだ伸びしろのあるブリスベンは着実に上昇しています。

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以上まとめると、

・比較的安い値段で買える。
・賃貸利回りが高い。
・直近で不動産価格が上昇中

これが、投資家がブリスベン不動産を選ぶ主な要因になっていると思います。

【このコラムの著者】

鈴木 学

アジア太平洋大家の会 会長
1968年千葉県生まれ。一橋大学社会学部卒業。
卒業後、ITエンジニア・マネジャーとして、日本、豪州、中国、米国、インドの5ヶ国で勤務経験あり。海外在住経験は8年間。 2002年、豪州シドニーで不動産を買い賃貸に出し、日本から遠隔管理して自信をつけたことを皮切りに、現在では、日本、オーストラリア、米国、タイ、英国、ドイツに、計21室を所有・経営するグローバル大家。

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