右手 康登の不動産投資コラム

シリーズ連載: CPM®流「相続・不動産経営 実践術」 右手 康登のコンサル「みぎからひだりへ」

LIFULL HOME'S 不動産投資コラム

あなたの投資目標はSMART(スマート)に!

こんにちは!IREM JAPAN 東京支部長の右手 康登です。
前回のコラムでは「指標」の大切さについてご紹介致しました。
今回は、特にこの「不動産投資」が皆さんにとって、どのような「目的」で行なわれているのか、そして、より具体的な「目標」とは何なのか、その目標は達成できそうなのか・・・というところにポイントを置いてみたいと思います。

不動産投資の「目的」と「目標」

1. まずは大前提であり、最重要である不動産投資の「目的」についてです。
ワンルームマンションでも、1棟物のアパートやマンションでも、購入したい、建築して所有したい・・・と考えていらっしゃる方が沢山いらっしゃいますね。

しかし、これはあくまでも「目的」ではなく、「目標」を達成するためのひとつの「手段」であることを認識してください。

建設会社や仲介会社の営業マンに、建築することや購入することを勧められるのはいいのですが、間違ってもそれがゴールではありません。
新築して満足、所有できて満足するのはまだ早すぎます。

投資の目的は、自己資本(現金であったり所有している土地であったり)を投資(出資)して、その価値の最大化を目指すことなのです。
ですから、購入したり、建築したりというのは、まだ入口に立ったところなのだということを再認識してください。

この「目的は何なのか」ということをじっくりと考えて、「ぶれない軸」にすることが大切です。
目的意識が高まると、そのあとの戦略・戦術がより意味のあるものになっていきます。

2. この「目的」がより鮮明にイメージできるようになってくると、次に考えるのが「目標」になります。
目標は目的を達成するための、通過点として必要な項目になります。
ここでSMARTの法則に沿った、より具体的な設定を行なうことになります。

3. その延長にあるのが効果測定です。
どんなに優秀な不動産投資家も、10割バッターは存在しません。あのイチローだって3割ですよ。
如何に上手くいかせることが難しいかということなのですが、問題は上手くいくケースといかないケースの特性を徐々にでも理解して、勝てるパターンを仕組み化していくということなのです。

購入や建築を計画する際に、目的であるゴールを見据えて、どれくらいの期間をかけてこの目的を実現していくかをまず決めます。
そして、その過程の中で、小さい目標をひとつひとつクリアしていきます。
計画段階では、その目標の達成が可能かを測れるようにします。実施中のものであれば、現状での成果が期待通りなのかを確認します。
ここで上手くいってなくても心配はありません。
何が効果的ではないのかを検証します。そして、悪い部分をピックアップし、改善していくことによって、真の問題を解決するようにするのです。

最初は複雑に絡み合っているように見える問題も、ひとつひとつひもといていくと意外にも問題はシンプルだったりします。
長文の英語は意味不明かもしれませんが、それを細かいセンテンスに分けていけば、何となくでも意味がわかってきますね。それと同じです。

収益の最大化を目指す

さて、大前提である「収益の最大化を目指す」ということについて、もう少し考えてみましょう。

前回のコラムでもご紹介しましたが、投資の目的を「65才からの人生を豊かに過ごす」ということにしたいと思います。

あなたの年収の20才から65才までの平均が、600万円だったとします。このケースの方の場合、現行の社会保障制度では、65才から受け取れる公的年金は200万円弱だと言われています。
この金額も将来の年金制度の変革で、更に減ってしまうかもしれません。

600万円の生活をしていた人が、200万円での生活に変更することは、やはり色々と無理が出てくるのではないでしょうか。
食費は減るとは思われますが、医療費は確実に増えます。お孫さんにもお小遣いをあげたい。元気なうちに旅行にも行きたいですよね。
そのように考えると、不足している400万円の穴埋めが出来ればいいと考えます。
そこで、期限は65才からの人生と設定し、より具体的な収入額を、安定的に得ることが出来る400万円の収入とします。

ここで課題となってくることが、如何に安全なキャッシュフロー(現金収入)を実現するかということになります。
このためには、ローン残高をその頃までにはゼロにすることが望ましいです。そして、予防的な物件のメンテナンスを実施して、65才以降に大きなお金が必要にならないように計画的な経営を進めておく必要があります。

今後は「この投資でどのくらいの収入を期待しますか?」という質問に対して、より具体的な目的・理由を持って、期限を定め、具体的な現金収入額を決めて行なうことをお勧めします。
 
これらによって、目的を達成することの確立の高い経営(不動産投資)を、実現することが可能となっていきます。

【このコラムの著者】

右手 康登

NPO法人 IREM JAPAN 理事 兼 東京支部長
1963年 生まれ 駒沢大学経営学部卒
1987年 旧小堀住研(現 ヤマダ・エス・バイ・エルホーム)に学卒入社
    注文住宅受注を約200棟、建売事業、開発事業、総事業費43億円の等価交換事業を行う
    神奈川県内8つの営業所を統括する営業マネージャーとして活躍
2001年 独立 新都市総合管理㈱ 代表取締役に就任(現在に至る)
    「相続・不動産経営」に特化したコンサルティング会社を運営
    建築・開発行為がわかる不動産業者として、現場での経験をベースにした客観的な現状把握と、創造的な改善提案をすることによって「より資産価値を高める提案」すると評価が高い

経営理念
「より安全で、力強い不動産を創造・経営するために、『感謝の気持と譲る心の大切さ』という価値観を軸として、高度な知識の習得、物事をシンプルに受け止める姿勢、当たり前のレベルを向上させる努力を続け、社会に貢献する」

同じ価値観とスキルを持つ仲間を増やし、理念の実現を目指している
今後の展望としては、現在の「相続・不動産経営」のコンサルティングの幅を広げ、中小企業向けM&A事業にも着手していこうとしている

著書 「右手 康登がコーチする『あなたも今日から大家さん』」(諏訪書房)

新都市総合管理株式会社 代表取締役
NPO法人 IREM JAPAN 理事 兼 東京支部長
一般社団 CCIM JAPAN 理事
神奈川県不動産のれん会 副会長
神奈川不動産相談協会 理事
相続実務学校『野口塾』 塾生

他のコラム著者も見てみる

不動産投資家によっても違いは様々。
LIFULL HOME'Sが厳選した不動産投資家や専門家のコラムから色々な不動産投資スタイルを吸収してライバルに差をつけよう!

石川 和寿

シリーズ連載: 不動産会社のプロの意見

最新コラム: 賃貸のプロが教える入居者募集の6つのコツ

藤田 博司

シリーズ連載: 不動産投資家が次に着目している民泊投資とは

最新コラム: 民泊の準備で困ったこと

樗木 裕伸

シリーズ連載: 不動産投資を始める人のノウハウ

最新コラム: 不動産投資ローンと住宅ローンの違いと5つの金融機関の特徴

逆瀬川 勇造

シリーズ連載: 不動産投資を始める人のノウハウ

最新コラム: 不動産投資は常に融資との戦い?ローンの基礎知識や流れを解説

LIFULL HOME'S 不動産投資編集部

シリーズ連載: 不動産投資を始める人のノウハウ

最新コラム: 不動産投資の鍵「経費」を理解しよう!経費の種類・範囲は?

風戸 裕樹

シリーズ連載: 初心者のための東南アジア投資ガイド

最新コラム: 第2章 日本の不動産市場と海外投資(3)

金井 規雄

シリーズ連載: アメリカ・ロサンゼルスで不動産投資 7年で1億円

最新コラム: あとがき

橋本 秋人

シリーズ連載: 実践派コンサルタントが見たFP的不動産投資事情

最新コラム: 不動産投資で押さえておきたい土地の公的価格

LIFULL HOME'S PRESS

シリーズ連載: HOME'S PRESS編集部

最新コラム: 新たに始まる「住宅ストック循環支援事業」は特色のある制度に

田中 圭介

シリーズ連載: ASEAN地域の海外不動産投資の現状

最新コラム: No.41インドネシア不動産投資のチャンス その2

佐藤 益弘

シリーズ連載: 不動産投資を始める前に知っておきたいこと・始めた後に確認したいこと

最新コラム: 高齢化と不動産投資(2)~「簡易生命表」を見て、人生100年時代を理解する

菅井 敏之

シリーズ連載: 誰も教えてくれなかった「銀行」~その傾向と対策~

最新コラム: 【第四回】必ず行っておきたい、銀行との「コミュニケーション」

LIFULL HOME'S不動産投資フェア

シリーズ連載: 2018/9/15+16 投資EXPO出展企業インタビュー

各出展企業インタビュー記事はこちら

LIFULL HOME'S マーケティング部 データ編集担当

シリーズ連載: ユーザーの本音から探る不動産投資

最新コラム: 将来性を秘めた街 『都心』エリア

鈴木 学

シリーズ連載: ヨーロッパの不動産事情

最新コラム: 経済苦境続くギリシャ不動産のいま

石渡 浩

シリーズ連載: 不動産投資に有益な融資を受けるための知識

最新コラム: 第4回 税引後キャッシュフロー偏重の盲点 銀行は決算書のここを見る(後編)

北野 琴奈

シリーズ連載: 今後はどうする?不動産投資と資産形成・運用の考え方

最新コラム: 利下げと不動産投資

猪俣 淳

シリーズ連載: 猪俣淳の「不動産投資の正体」

最新コラム: フィッシャー・ハドソン・ウィルソン・モデル

末永 照雄

シリーズ連載: 失敗しない不動産投資の法則

最新コラム: 米国不動産投資(2) ― サンディエゴ編

寺尾 恵介

シリーズ連載: 悩める投資家への「目からウロコが落ちる」アドバイス 誌上チャレンジ面談

最新コラム: 27.「決算書思考」で不動産投資が変わる(前編)

伊藤 英昭

シリーズ連載: 伊東英昭氏の不動産投資コラム

最新コラム: vol.13 マンションと高級車

不動産投資・収益物件を検索するなら【LIFULL HOME'S 不動産投資】賃貸経営[マンション経営・アパート経営]をお考えなら、まずは掲載中の投資物件[投資用マンション・売りアパート・一棟売りマンション]を地域や価格帯、会社で検索して、価格や想定利回りで絞り込み!気になる投資物件を見つけたら物件の周辺情報を調べたり、収益シミュレーションを使って実際の運用をイメージ出来ます。不動産会社へはメールか電話でお問い合わせ・相談が可能です(無料)。不動産投資による資産運用をお考えなら【LIFULL HOME'S 不動産投資】

ページトップへ

情報セキュリティマネジメントシステム国際規格

株式会社LIFULLは、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格「ISO/IEC 27001」および国内規格「JIS Q 27001」の認証を取得しています。