逆瀬川 勇造の不動産投資コラム

シリーズ連載: 不動産投資を始める人のノウハウ

LIFULL HOME'S 不動産投資コラム

20代から不動産投資は始められる?メリットと注意点も解説

20代で不動産投資に興味がある方の中には、自分が不動産投資を始められるか不安に思っている方もいるかもしれない。
実際のところ、20代から不動産投資を始めることは可能なのだろうか?

今回は、20代から始める不動産投資についての可否やそのメリット、注意点等についてお伝えする。

■20代でも不動産投資を始めることは十分可能!

20代というと、まだ社会に出たばかりで、貯金も十分でないという方も少なくないのではないだろうか。
不動産投資を始めるにはある程度の自己資金の準備が必要なため、20代からの不動産投資を考える人はあまりいないかもしれない。

しかし、30代になって結婚したり子どもが生まれたりすると自分の自由になるお金は少なくなることが考えられる。
今は結婚をしない選択をする人も少なくないが、将来のことはどうなるか分からないから、備えておくに越したことはないだろう。

逆に、20代の頃に一定額を貯めて、不動産投資を始めてしまえば30代になってから結婚や子どものための費用を捻出しても、お金に余裕のある生活が送れる可能性が高まるだろう。

現在、20代という方は本格的に不動産投資を始めることを検討してみてはいかがだろうか。

・自己資金は多いほうが有利か?

不動産投資では、物件取得のため融資を受けるのが一般的だが、その融資の審査において、自己資金が一定額あったほうが審査の承認を得られやすい。

一般的には、物件価格の1割程度が目安だが、それ以下でも承認を得られることもあり、その基準は金融機関によって異なる。

基本的には、「自己資金は多いほうが有利」と考え、無理のない範囲で貯蓄しつつ、具体的に気になる物件を見つけた時に金融機関に相談してみるとよいだろう。

■20代が不動産投資を始める3つのメリット

20代で不動産投資を始めるのには、自己資金の面がネックとなりやすいが、一方でメリットもある。ここでは、3つのメリットについて解説していく。

・不動産投資の経験を早くに積める

20代で不動産投資を始めるメリットとしてまず挙げられるのは、不動産投資の経験を早くに積めるという点だ。

不動産投資は不動産や融資、その他保険や設備など幅広い知識が必要となるのに加え、不動産会社や不動産会社、設備会社、保険会社の各担当者とのつながりなども重要となる。

不動産投資を早くに始めるということはこれらの知識や経験、つながりを早くに得られるということで、それだけ成功できる確率を高められることになるのだ。

・リターンを長く受けられる

2つ目のメリットとして挙げられるのは、早く始めればそれだけ長くリターンを受けられる可能性が高いという点だ。

例えば、25歳で借入期間30年のローンを組んだとしてもローンを完済した時にはまだ55歳。借金のない資産だけが手元に残ることになり、次の物件を取得することを考えてもよい年齢だろう。

一方、45歳で30年のローンを組むと完済時には75歳だ。次の物件を考えるのは難しいのはもちろん、定年後の返済については、仮に賃貸経営が赤字となってしまった場合には年金から支払うこととなり、不安を感じるだろう。

不動産投資には空室が増えることで得られる家賃が減るリスクや、金利が高くなって返済額が高くなってしまうなど、たくさんのリスクがある。

さらに、保有物件で火事が起きるリスクや、事故・事件が起きるリスクもあり、失敗する確率を完全にゼロにすることはできない。

とはいえ、初めからリスクを恐れて動かなければ、失敗しない代わりに何も得られない。

■20代で不動産投資に取り組む際の注意点は?

一方、20代で不動産投資を始めるのには注意点もある。

・ネットで完結しない

現代の20代はインターネットを使った情報収集が得意な人も多いだろう。またインターネットには多くの情報があることから、そうした人の中には、ネットに頼った活動となる人もいる。もちろん、インターネットの情報にも有益なものはあるが、プロの営業マンを通して得られる情報には及ばないだろう。

不動産投資では想定外のことが起こることが少なくなく、そうした想定外のことを把握するには経験豊富な営業マンのアドバイスが必要なのだ。少なくとも、最初の数棟は足繁く現地に足を運び、不動産会社の担当者からアドバイスを得ながら不動産投資を進めていくことが大切だ。

・無理して悪い条件の物件を取得しない

不動産投資を始めると、よい物件が見つかっても融資の承認が得られないことがあるだろう。20代に限ったことではないが、自己資金の少なさや年収の低さから、融資の可否が課題になることが少なくない。
場合によっては否決が何回も続くこともある。
しかし、そんな状況の中でも金利の高いノンバンクを利用するなど、悪い条件で物件を取得しないようにしよう。

20代から不動産投資を始めているという優位性もあるのだから、じっくり準備を進めていくという心構えでいるとよいだろう。

■まとめ

不動産投資を上達させるには、不動産投資の経験を積むしかなく、そうした意味で20代から不動産投資を始めるのには大きなメリットがある。

ただ、20代から不動産投資を始めるには自己資金の問題や基礎知識の不足など、問題となる点も少なくないため、十分に注意しながら投資に取り組むことが大切だ。

注意すべき点を事前に把握した上で不動産投資を始めれば、失敗のリスクも抑えることができるので、ぜひこの機会に不動産投資を検討してみてはいかがだろうか。

【このコラムの著者】

逆瀬川 勇造

■保有資格
宅地建物取引士
2級FP技能士(AFP)

■主なキャリア
地方銀行にてリテール業務に従事後、不動産部門のある注文住宅会社にて新築住宅、不動産売買業務に携わる。
金融知識を活かした住宅ローン提案、綿密なヒアリングからのライフプランニング、
税金や相続のアドバイスから税理士への橋渡しなど、新築住宅、不動産売買にまつわる金銭問題の解決を得意とする。

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