逆瀬川 勇造の不動産投資コラム

シリーズ連載: 不動産投資を始める人のノウハウ

LIFULL HOME'S 不動産投資コラム

不動産投資とクレジットカードは相性抜群!活用法をご紹介

不動産投資に取り組むにあたって、クレジットカードが大きなメリットとなることをご存知だろうか。

不動産投資において「キャッシュフロー」が重要であることは、すでに取り組んでいる方は肌身に染みているだろうし、これから取り組む方も聞いたことがある情報かもしれない。この「キャッシュフロー」を改善するのにクレジットカードが役に立つのだ。

今回は、不動産投資におけるクレジットカードの活用法やメリットなどについて詳しく見ていこう。

■不動産投資とクレジットカードは相性がよい

まずは、不動産投資に取り組むときに、クレジットカードがどのような役割を果たすのか、さらには実際の利用方法について知ろう。きっと不動産投資とクレジットカードの相性のよさが見えてくるはずだ。

・クレジットカードは支払いを先に延ばすことができる

企業における資金繰りにおいて、「支払いをできるだけ遅く、回収をできるだけ早く」することは最初に取り組むべき対策だ。これは不動産投資においても同じことが言える。

仮に何らかの大きな支払いが生じたことを想像してみてほしい。その支払いを例えば30日も先延ばしできるとすれば資金難の際に対策できることは増えるし、余裕資金が生まれれば次の手を考えることもできる。

何かと資金を必要とする不動産投資においては、このような不測の事態に備えて「支払いをできるだけ遅く」できるツールがあるのは心強い。それがクレジットカードの役割なのだ。

・税金の支払いにクレジットカードを利用する

不動産投資で投資家の頭を悩ますことの多い出費の一つに、税金が挙げられる。
1回のみの不動産取得税や毎年発生する固定資産税、所得税があり、その額の大きさに驚かされることもしばしばある。そんなときに支払いを少し先延ばしできるクレジットカードを利用できるケースがあれば有難い。

例えば、東京都内においては「都税クレジットカードお支払いサイト」で100万円未満の税金については固定資産税(ただし23区内のみ)と不動産取得税の納付ができる。

また、納税額が大きい場合や、クレジットカードに対応していない自治体においては、「Yahoo!公金支払い」などのサービスを利用することで間接的なクレジットカード納付が可能だ。
そして、所得税については「国税クレジットカードお支払いサイト」でクレジットカード納付が可能である。

■クレジットカードで支払うメリット

クレジットカードを利用して支払いを先延ばしできることは大きなメリットだが、その支払い時にもメリットがある。

・24時間365日納付できる

まず、クレジットカードなら昼夜休日問わず24時間365日いつでも納付可能だ。平日日中に金融機関に出向くことのできない人にとっては助かるメリットだろう。

・クレジットカード払いでポイントが貯まる

クレジットカード払いをすることでカードのポイントが貯まる。実は、所得税をクレジットカード支払いすると、1万円ごとに82円(税込)の決済手数料がかかるが、クレジットカードのポイントはこれを上回る。

ポイントの還元率はクレジットカードによって異なるが、0.5パーセント前後が多いだろう。つまり、決済手数料より大きい額のポイント還元を受けることが可能となる。

■不要なクレジットカードを解約しよう

ここまでは、クレジットカードのメリットに焦点を絞ってきたが、場合によってはクレジットカードがデメリットになることもある。

決済手数料がかかることもデメリットだが、それ以上にクレジットカードが融資審査に影響を与えることもある点に注意したい。

・ローン審査における返済負担率

物件取得時には、金融機関でローンを組んで購入する場合がほとんどだろう。このローン審査時には、不動産投資のために融資を受けているものだけでなく、クレジットカードを含むその他のローンの借入残高を含めて審査される可能性が高い。

ローン審査時には、「年間の収入に対し、いくら返済に充てているか」という返済負担率が計算される。

例えば、住宅ローンの審査では返済負担率は30~40パーセント程度に設定されるのが一般的で、年収400万円の人で返済負担率40パーセントであれば、年間で160万円、月々13万円程度まで返済に充てることが可能だ。

不動産投資の場合は物件が生み出す収益を含めて計算されるが、クレジットカードの残高があるとこの返済負担率に引っ掛かることがあることに注意が必要だ。

・クレジットカードの延滞はご法度

クレジットカードの支払いの延滞には十分気を付けよう。

ローン審査時には過去の返済状況の分かる信用情報がチェックされるが、一度でも延滞の情報があると融資は非常に難しくなる可能性が高い。

そのため、使っていないクレジットカードについては事前に解約しておくことをおすすめする。

■まとめ

不動産投資でクレジットカードを利用すると、さまざまなメリットが生じる。ぜひ有効活用したいところだが、一方で審査の影響についてはよく注意しておく必要がある。
不要なクレジットカードは解約するとともに、ポイントを貯めたいクレジットカードだけを利用することをおすすめしたい。

【このコラムの著者】

逆瀬川 勇造

■保有資格
宅地建物取引士
2級FP技能士(AFP)

■主なキャリア
地方銀行にてリテール業務に従事後、不動産部門のある注文住宅会社にて新築住宅、不動産売買業務に携わる。
金融知識を活かした住宅ローン提案、綿密なヒアリングからのライフプランニング、
税金や相続のアドバイスから税理士への橋渡しなど、新築住宅、不動産売買にまつわる金銭問題の解決を得意とする。

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