不動産投資を実行する場合、投資対象となる物件の情報収集と、その精査が必要不可欠となってきます。実際に物件情報を入手して検討の材料を見つけなければ、なかなか投資の眼を養うことはできません。 今回は不動産投資を開始するにあたって、物件情報の収集段階におけるチェックポイントについて解説いたします。
投資物件情報の収集![]() |
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●物件情報の流通経路
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物件情報流通経路の優先順位と不動産会社のインセンティブ![]() |
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●不動産仲介手数料の仕組み(売買の場合の仲介報酬の上限額)
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●不動産会社から見た情報流通の優先順位
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1.自社(自社の営業マンを通じて)で直接買主をみつける。 2.自社の広告(新聞、折込、インターネットなど)により買主を見つける 3.他の不動産会社に情報を提供し、他の不動産会社を通じて買主を見つける |

優良な物件情報を入手するためには![]() |
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信用のできるパートナーを探すためには自分も信用される顧客になること![]() |
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![]() 不動産会社からみた優良な買主とは、不動産投資(購入)実績がある人、資金や、担保の裏づけのある人などです。また予算やタイプ、エリアなど不動産投資に対して明確な方針をもっており、物件の紹介を受けたら、きちんと購入の可否について明確な返事をしてくれる人も優良な顧客といえるでしょう。「この人は条件さえ合致すれば買ってくれそうだな、きちんと検討してくれそうだな」と物件の紹介者に思われなければ、なかなか優良な物件情報は入手できません。 ![]() |
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このように不動産物件情報は独特の流通経路を持っており、広告やインターネット、情報誌を介して入手する場合と、人(不動産会社)を介して入手する場合と大きく2つに分かれます。特に事業用不動産の優良物件情報はIT化の時代と言えども、残念ながら、まだまだ人を介して流通しているのが現状です。このような業界独自の慣行を考えると、信頼の置ける情報提供パートナーを見つけるとともに、自分自身が信頼の置ける顧客であるということが優良な情報を得るための重要な手段の一つなのです。
略歴
- 昭和44年
- 青森県出身
- 平成6年
- 公認会計士・税理士、山田淳一郎事務所(現税理士法人山田&パートナーズ)入所後、グループ会社である株式会社ユーマック(現TFP不動産コンサルティング)に出向。
おもに土地資産家に対する相続対策、底地借地の権利調整、物納、不動産投資、収用に伴う行政との交渉、買換え、土地活用、空室相談、固定資産税の軽減など、土地資産家の持つ、ありとあらゆる問題解決のコンサルティングを行う。また日本特有の借地、底地の問題に着目し、底地専門に投資する私募ファンドの組成に携わり、ファンドマネージャーの一員として1年間に13%の高配当を実現。 コンサルティング業務の傍ら、中立公正な不動産知識情報を配信するサイト「ホームナレッジ」を作成、運営し、コンテンツの内容が評価され多くのポータルサイトにコンテンツを提供する。 実務経験を生かし、FPの講師や金融機関・不動産会社などに対するコンサルティングセミナーや勉強会を数多くこなした。 平成14年同社取締役就任、平成16年8月同社退社平成16年11月ナレッジバンク株式会社を設立、代表取締役に就任
講演
りそな銀行、埼玉りそな銀行、三井住友銀行、野村證券、いちよし証券、東京海上火災保険、積水ハウス、兵庫県宅建協会、日税不動産、NPO法人日本地主家主協会 など
著書
大和證券資産管理読本、税会計法務の羅針盤(大蔵財務協会)共著、FPマニュアル96~98年(きんざい)共著 など
不動産投資の気になるTOPICS |
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